今更感すらある回顧です。大遅刻申し訳ありません。ひっそりと(?)放流しようと思います。
勝ち馬のプロミストウォリアはこれで怒涛の5連勝、重賞は2連勝となりました。勢いが止まりませんね。
連勝の内容も強い前残りバイアスがあったりしたわけでもなく、その中で2着馬との着差をしっかり付けて完勝を続けてきています。
この勢いはどこまで続くでしょうか。このまま止まらずG1級にも手が届くのでしょうか。楽しみですね。
1着 7枠12番 プロミストウォリア
前述の通りここまで楽ではない展開の中でしっかり勝ち切ってきたと書きましたが重賞初挑戦となった前走は結果的に前目で運んだ馬が上位を多く占める展開となりました。
重賞2戦目となった今回は1倍台の人気を集めており、決して楽な競馬はさせてもらえないだろうと思っていましたがやはりそうでしたね。
59kgを背負って外から逃げたこの馬に対して、2枠からメイショウカズサが常に突き続ける道中となりました。
常に半馬身後ろからプレッシャーをかけられ前半1000mは重馬場とはいえ59.4秒のハイペース。直線では先団後ろで構えていたヴァンヤールや後方待機のキングズソードが勢いよく追い込んでくる中でプロミストウォリアもなかなか脚が止まりません。
最後は少し脚があがっているような感じでしたが、結局最後まで押し切って勝利を収めました。
キツくなってからもしぶとく伸び続ける根性には強いの一言です。すんなり逃げることが叶えばG1級にも手が届くかもしれませんね。
次走は帝王賞のようですが賞金的に出れるギリギリのラインのようです。平安ステークスの結果次第となりますが恐らく出られるでしょう。
帝王賞では豪華メンバーが出走を予定しており、ここまでとは一枚も二枚も上手の差し馬が揃っています。同型のクラウンプライドの存在も非常に厄介で難解になりますね。
実力は各馬拮抗していますし、少しの向き不向きで着順の入れ替わりは大いに考えられます。この馬とクラウンプライドの枠や陣営コメントには注目ですね。
クラウンプライドもなかなか止まらない馬です。2頭でそのまま決まってしまうなんてこともあるかもしれませんよ。両者とも止まるんじゃねぇぞ……。
2着 5枠9番 ヴァンヤール
ハイペースで進んだ先団の後ろ外目につけてスムーズに運び、3.4コーナーからじわじわと位置を上げ長く脚を使って伸びてきました。
動きたいタイミングで動き出し、やりたい競馬は出来たと思います。誤算は勝ち馬が思ったより粘ったことくらいでしょう。
この馬は先行力と末脚を兼ね備えており、ある程度の位置からある程度の脚をハイペースでもスローペースでも発揮できる安定感が武器です。
こういうタイプは大崩れがなく非常に安心して見ることができますね。馬券の軸としても狙いやすいです。
ただ重賞では相手が揃ってしまうと厳しいかもしれません。オープン特別で3連系の軸などに据えるのが理想的でしょう。
3着 6枠11番 キングズソード
岩田康誠ここにありという感じの騎乗でしたね。
直線を向くまでは後方3番手あたりを追走していましたが4コーナー終わりから追い出し、直線に入ってからの100mで馬群を捌きながら一気の伸び脚で抜け出してプロミストウォリアに迫りました。
内が空いていたわけではなく、狭いところへ圧倒的な脚色で突っ込んでいき次々と交わし去っていったのです。
最後は少し甘くなってしまいましたが一瞬の伸び脚は非常に鮮やかで目を見張るものがありました。
この馬はキャリア10戦のうち9戦で上がり3位以内の末脚を使っています。末脚は確かなのであとは届くかどうかです。
イメージ的には距離が伸びたタガノビューティーのような感じでしょうか。脚質上展開待ちになってしまうこともありますが、ストロングポイントを伸ばしてタガノビューティーのように安定感も備えた差し馬として成長して欲しいですね。
3人気 5着 カフジオクタゴン
メイショウカズサと同様にプロミストウォリアを見ながら仕掛けを伺っていました。
4角から早めに捉えに出ましたが逆に突き放されてしまい、最後は苦しくなって後ろから来た馬に差されてしまいました。
今回はハイペースに先行でお付き合いしてしまい逆に自分がいっぱいいっぱいになった、という形で敗戦しましたがちょっと不甲斐なかったですね。
レパードステークスを勝利していますが古馬の中央重賞では少し足りないかもしれません。
交流重賞ならば狙えますが、中央に出てきた時は人気薄だったら一考してみるくらいのイメージでいいのではないかと思っています。