次につなげる競馬レース回顧

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新潟2歳S 回顧 『夏は牝馬。若い馬はさらなり。』

8/26土曜日の小倉2Rで出資馬のウインリュクスが最後の未勝利戦に出走しました。

着順は7着だったものの直線入り口で不利を受けたものであり、これまでのレースとは比べ物にならないほどのレースぶりを見せてくれました。

愛馬の確かな成長と、最後の最後に素晴らしい走りを見せてくれた松山騎手とウインリュクスに涙が溢れそうでした。これが最後になってしまうのが名残惜しい……。時間が足りなかった……。

 

と思っていたらなんとこのままJRAに残り1勝クラスへ格上挑戦するそうです。走るごとに良化していましたし、今回の走りで確かに光は見えましたが4走走って掲示板の経験すら無い馬です。まさか現役続行とは思っていなかったので驚きと嬉しさとで感情がぐちゃぐちゃです笑

格上相手でもきっとやれるよ、大丈夫。応援してるからねウインリュクス。

 

因みに来週はこれまた出資馬のウインエーデルが出走予定です。未勝利戦ラストウィーク。

我が愛馬ながら戦ってきた相手からして未勝利で終わっていいはずがない馬です。後続を大きく離しての勝利をイメージしておきたいと思います。イメージするのは常に最強の自分。もとい愛馬。

 

前置きが長くなりましたが新潟2歳Sの回顧に入ります。2歳戦はあまり得意ではなく、そこまで詳しく身の入ったお話はできないかもしれませんが参考までに眺めてもらえると幸いです。

 

1着 8枠12番 アスコリピチェーノ

夏は牝馬とはよく言う競馬の格言ですが、今回は牝馬のワンツー決着となりました。

牝馬の方が仕上がりは早いイメージがありますし、夏真っ盛りの開催時期で、スピードに乗りやすい新潟1600mとなればいかにも牝馬が台頭してきそうな舞台ですが意外にも牝馬ワンツーは16年ぶりだそうです。斤量が牡馬と同じというのは確かにそうなのですが、それでもちょっと意外でした。

さて1着のこの馬ですが枠が良かったですね。

少し出負けするような形でスタート切っていましたが大外枠というのが幸いして包まれることなく中団外目を追走することができました。

一瞬クリーンエアと接触しそうになり顔が上がる場面はありましたがそれ以外は特にストレスなく進み、最後は思う存分脚を伸ばしてフィニッシュという競馬でした。

2着の馬は悠々と逃げた展開利を味方にした走りであり逃げ切ってもおかしくなかったと思いますが、それを外から余裕を持って差し切ったこの馬はしっかり強いですね。

スローペースである程度の位置につけて囲まれずのびのびと速い上がりで差してくる教科書通りの勝ち方です。体重もしっかり増やしているあたり、まだここから伸び代もありそうなのが好印象です。

もちろん秋は阪神JFを目標にしてくるとは思いますがペースと枠には注視したいですね。特に多頭数の内枠で包まれて何も出来ないままゴール板というのは容易に想像出来てしまいます。このスタートと行き脚ですとどうしても。

スタート次第ではありますが今回は1600mへの延長で先団〜中団あたりにつけることが出来ていますので、本番でも前につける可能性は無くはないです。上手くポジション取りが出来ればG1の舞台でもチャンスはあると思います。

 

2着 5枠6番 ショウナンマヌエラ

上手く逃げました。惜しかったですね。

好スタートから馬なりですんなりと先頭に立ち、特に競りかけてくる馬もいなかったのでそのままマイペースで走ることが出来ました。この馬は前走でもロケットスタートを決めており、安定して主張していけるのは逃げ馬として大きな武器ですね。

残り200m付近で少し失速し始めたかに見えましたがそこからまたぐいっと伸びたのもいい根性を見せてもらいましたね。今回のようにすんなり逃げさせたら案外しぶといかもしれません。

ただこれだけ展開利を受けていながら後ろからすんなり差されてしまったのは残念です。勝った馬も強かったですが、もう少し競り合う場面が欲しかったですね。

今回の好走を受けて次回以降少し人気を集めてしまうと思いますが、無理にでもハナを取りに来そうな馬が1頭でも居るなら警戒しましょう。

人気薄ならばともかく、ある程度人気で他馬に絡まれて仲良く撃沈というのは目を覆いたくなりますからね。

 

3着 8枠11番 クリーンエア

着差こそ2馬身差がありますが、勝ち馬とそこまで実力差は無かったように思えました。

というのも位置取りと直線での進路に差があり、加速していくタイミングが勝ち馬より少し遅めになってしまったのが敗因です。むしろ直線でなかなか進路が開かない中でよくここまで加速してきたなと感じました。

この馬はスタートも良く、比較的前にも行きやすいと思いますのでアスコリピチェーノに比べれば大分融通は効くはずです。それでも2歳ですし内すぎるとちょっと嫌ですが、ある程度は枠を選ばず戦える馬かもしれないですね。

今回で賞金が積めなかったので阪神JFに出るためにはまたもう一度どこかで使ってくるでしょう。その時は確実に賞金を積むためある程度の仕上げと本気度で挑んでくるはずですので、もう一度この馬から!という選択も悪くないと思います。もちろん相手次第なのは言うまでもないですが。

 

2人気 9着 ルージュスタニング

見ていて悲しくなるくらい不運に見舞われていましたね。

スタート直後に隣の馬と接触、少し立ち遅れるとすぐに周りを囲まれて道中の位置を下げてしまい、直線では最初から最後までずーーっと前が壁。

右に行っても左に行っても、同時に前の馬が同じ方向へ移動してしまい最後までこの馬の前が開けることはありませんでした。12頭立てでここまで開かないか……。

今回の負けは参考外で良いと思います。次走人気が少し落ちるのであれば積極的に狙っていくべき馬でしょう。