次につなげる競馬レース回顧

これ以上負けないように。もっと良い思いをするために。何より競馬を楽しむために。

中京記念 回顧 『セルバーーーーーーーグ』

じゅ〜。

中京ですからね。師匠のお膝元ですね。

余談ですが私はあの手の「お決まりの流れを勢いでゴリ押ししてくるお笑い」が大好きです。パワー。マダガスカル

 

レースが終わってから日が空いてしまい食材(話題)の新鮮さは失われてしまいましたが私が個人的に書きたかったのでこっそりアップしておきます。

というか明日の関屋記念に上位二頭が出走するので出しておこうということです。

 

1着 3枠6番 セルバーグ

枠も活かして上手く悠々と逃げることができました。好走要因としてはここに尽きるでしょう。

世代の重賞戦線ではなかなか好走が叶いませんでしたが、自己条件の1勝クラスからポンポンと勝ちを重ねてオープン入り、古馬OP初戦となったリステッドの六甲Sでいつもより後ろの位置取りになりながらも4着と好走しました。これは弱い馬には出来ない芸当です。

大敗した前走の米子Sジャスティンスカイにタックルを食らうという明確な敗因もありました。これを度外視すれば今回の人気は美味しかったですね。

逃げなくても戦える馬ですが逃げた方が良いのは間違いないでしょう。次走以降も前有利であったりすんなり楽逃げ出来そうなメンバー構成ならば狙ってみるのもいいと思います。とはいえ次からはそう簡単にはやらせてもらえないでしょうけどね。

そういったことも踏まえて考えるとオープン特別で狙うくらいの馬なのかもしれません。

 

2着 6枠11番 ディヴィーナ

前走のヴィクトリアマイルの回顧で

『突然の好走でたまたまハマったという風に捉えられがちだとは思いますが、フロックと言うには馬場バイアスに逆らいすぎています。これはもしかしたら覚醒のサインと受け取ってもいいかもしれません。

父は古馬から一気に本格化したモーリスですし、何も不思議はありませんね。』

というように話しています。そして今回は6度目の重賞挑戦にして初めて馬券になりました。

外外をずっと通りながらもコーナーから直線にかけて長く良い脚を持続的に使って勝ち馬に迫りました。楽に逃げたセルバーグ以外の馬にはしっかりと着差をつけており、馬群の中での追い比べではしっかりと前に出れています。着順こそ2着ですが内容としてはこの馬の方が良かったかなと思いますね。

コーナーを回る時にルージュスティリアを閉じ込めながら位置を押し上げたデムーロ騎手の騎乗も非常に良かったと思います。本来ならあの一手で勝ちだったのですが……。今回はセルバーグのレースでしたね。これは仕方ない部分です。こんな時もあります。

それはそうとやはり前走は覚醒のサインと見て間違いなさそうです。G1でどうなるかはわかりませんが、G2以下ならばしばらくは狙い続けてみていいのではないでしょうか。

もし出遅れたら?それは運が悪かったと思って諦めましょう。

 

3着 8枠16番 ルージュスティリア

この馬も相当強いですね。直線だけで3着まで食い込んできました。

コーナーを回る最中にディヴィーナに閉じ込められ思うようにスパートがかけられなかっただけでなく、さぁこれからというタイミングで盛大につまづいてしまいました。これはもう痛恨も痛恨。

残り500mあたりでつまづいて一気に失速してしまい直線を向いた時は最後方付近。これは飛ぶなと思いましたが……3着にはギリギリ間に合いましたね。

ディヴィーナの後ろから上がり最速の脚を繰り出し内から伸びるウイングレイテストをハナ差差し切り。牝馬なのもありウイングレイテストとは4kgの斤量差がありましたがそれを差し引いても強い競馬だったという印象です。

連勝中は先行策で結果が出ていましたが後ろからでもこうして重賞で好走できました。ハンデ戦とはいえども地力は間違いないところでしょう。

ですがもう少しやれても良さそうで、イマイチ開花し切れていない感があります。前述のディヴィーナと同じように何かきっかけを掴んで覚醒して欲しいですね。