次につなげる競馬レース回顧

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NHKマイルC 人気馬回顧 『展開・気分・アカンヤン!』

NHKマイルの好走馬回顧がジワジワ伸びていてありがたい限りです。

G1はついつい文字数も多くなりがちなのですが多くの人に読んでいただけると書いた甲斐もありますね。

ちなみに人気馬よりも好走馬回顧の方が伸びます。

 

5人気 6着 モリアーナ

枠が悪かったです。

3コーナーまでは外に出したそうな様子は見られましたが外は別の馬が常に壁を作っていたためにインを走るしかなくなってしまいました。

コーナーは内ラチ沿いでロスを抑え、直線でジワジワと外に出しながら良い脚で伸びています。

上位馬との差は明確にこのロスの分であり、もしも馬券内3頭のうちの誰かと枠が逆だったら馬券になっていたのはこの馬だったかもしれませんね。

コーナーを回りながら位置を少し上げたのも結果的には早すぎた感もあります。展開と枠を考えれば6着も情状酌量の余地はあるのではないかと思います。

ですがこの馬は現状で収得賞金が1000万しかありません。秋華賞を狙うならのんびり夏休みと言ってはいられない立場にあります。

目標が秋華賞でなくとも賞金があるに越したことはないですし、早く重賞で賞金を加算したいところです。次のレースは確実に勝ちに来ると思いますので狙い目ですね。

 

2人気 9着 エエヤン

前走後の回顧で「馬群に入ってエエヤンの機嫌を損ねる可能性があるので内枠は嫌うのもアリ」とお話しました。

馬群を嫌ってなのかはわかりませんが3コーナーまでの直線でかなり行きたがる素振りを見せていました。あの馬場・あのペースでも鞍上が軽くジェットスキーになってしまうほど行きたがっていたわけですからなかなか難しい馬です。

それに加えて内枠のため外には出せず常に内を回り続け、直線でも最内を突いてきました。今回のトラックバイアスでは厳しいルート取りでしたね。

気性、通る場所でロスを強いられた上に直線では上手く抜け出すことができずフロムダスクと接触もしています。ここまで悪条件が重なると流石に惨敗もやむなしでしょう。

この馬の3つの勝ち鞍は全て中山マイルでのものです。中山マイルと東京マイルは適性がかなり異なるものであり、その点でもこの馬には悪条件であった可能性もあります。

少頭数、外枠、中山マイルなどがこの馬の好走率アップの条件でしょう。ただ気性が今後更に酷くなるようであればマイルも怪しくなってくるかもしれません。力はあるんですけどね。

 

4人気 12着 ドルチェモア

今回3角7番手以内で競馬をした馬は全頭が2桁着順に敗れています。完全な結果論ではありますが先行した時点でほぼ負けでしたね。

道中は常に四方を他馬に囲まれながら走っており、動くに動けない状態になっていました。恐らくこの状況が体力の消費を更に加速させたことでしょう。

今回は展開が向かなかったことが最大の敗因だとは思いますが、この馬はもしかしたら渋った馬場が苦手かもしれないですね。

新馬戦こそ稍重で勝利していますがこの時は先行勢がそのまま上位を占めるレースに置いて逃げたまま押し切ったレースでした。

早いうちからある程度の実力が備わっていたこの馬は地力で勝ち切っていたとしてもおかしくはないかなと思います。

次走あたりから人気はぐっと落ちて買いやすくなるはずですので良馬場ならもう一度信じてみてもいいかもしれません。もちろん同型馬の存在や展開には十分注意してくださいね。