次につなげる競馬レース回顧

これ以上負けないように。もっと良い思いをするために。何より競馬を楽しむために。

アーリントンC 回顧 『笑う門から大盤振る舞い』

仕事を言い訳にしていたらいつの間にかNHKマイルカップ週になってしまいました。

前哨戦の回顧を本番後にしても仕方ないですからね。急いで準備致しました。

 

さて回顧ですが1番人気を背負ったユリーシャが思い切った大逃げの手に出ました。

オッズが割れていたため「人気を背負った」という表現も少し微妙かもしれませんが、それなりの人気になっている馬でこうした戦法をとるのは少し驚きましたね。

この馬の動きによって後続の騎手たちも全体のペースが読みにくくなり、レース結果に影響が大きく出たと思っています。

 

1着 3枠6番 オオバンブルマイ

今回は単勝7.0倍ということでどどーんと配当大盤振る舞い!とはなりませんでしたが、見事な勝利でした。

この馬以外の上位馬は大きく逃げたユリーシャを除いた2番手以下の馬群において2〜4番手を常に走った馬でした。

つまり圧倒的に前が残る展開の中でこの馬だけ7番手から一気に差し切っての勝利です。着差以上に強い内容だったと思います。

デビューから2戦は先行しましたが前走の朝日杯FSと今回では後ろからいい伸び脚を見せていました。

こうして前からも後ろからも好走が出来るとなれば俄然安定感が増してきます。馬券購入者としては心強いですよね。

次走はもちろんNHKマイルカップですが、最大の懸念点はやはりスタートでしょう。

今回は強い競馬を見せてくれましたがメンバーの揃うG1で朝日杯FSのような出負けをすればその時点でおしまいです。馬券に組み込む方はその辺りは念頭に置いて買うべきですね。

 

2着 2枠4番 セッション

直線力強く伸びており、もう少しで勝てるところを後ろから勝ち馬の強襲に遭いました。

この馬は高い先行力が武器であり、今回のように前が残る展開になれば非常に良いレースを見せてくれますね。

シルバーステート産駒であり、重馬場で前有利の展開というのはセッションには最高の舞台でした。

弥生賞でも前有利の中を先行して良い脚を使っていましたがキレ負けして7着。今回は重馬場の分上位に来たという感じでしょうか。

セッションにこれだけ向いた中でも結果的にオオバンブルマイに差し切られています。馬場の後押しがない限りは重賞では厳しいかもしれませんね。

NHKマイルカップが重〜不良馬場にでもなれば穴として期待できるかもしれませんが、5/4現在ではそこまでの雨が見込めなさそうな天気予報です。

この馬の次の狙い時は土砂降りの後のオープン〜G3が狙い目でしょう。

 

3着 1枠1番 ショーモン

最内枠から好スタートを切り、逃げ馬の大きく後ろを単騎逃げで馬群を引っ張るような形で追走しました。

これは実質逃げているようなものですし、ストレスをあまり受けずに単騎逃げが叶った形になります。この時点で相当な恩恵を受けての好走です。

この馬もセッション同様、高い先行力が持ち味なのでこういう展開は最高でしたね。

最終的には外からセッションに出し抜かれ3着になりましたが内のシルヴァーデュークとの追い比べでは一度差されてからもう一度伸びて見事に差し返しています。この勝負根性は良かったですね。

しんどくなってから粘れる脚は逃げ馬にとってとても大切です。今後も前有利なレースならば狙ってみたいですね。

NHKマイルカップにはドルチェモアを始めとした骨っぽい逃げ・先行馬が揃っています。流石に厳しいかもしれません。