次につなげる競馬レース回顧

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大阪杯人気馬回顧 『得意舞台で見直しを』

5人気 6着 ジェラルディーナ

この馬は重馬場のエリザベス女王杯を18番ゲートから4角大外を回って上がり最速の末脚で突き抜け勝利した馬です。

今回の高速馬場の最内スタートで前有利ともなればその条件とは真逆となります。これでは凡走も仕方ないと思います。

終始最内に閉じ込められ、早めに動こうにも外からスターズオンアースに蓋をされていて直線では良い脚を使い始めるもののスムーズに進路が取れず最内に突っ込みました。

馬場、展開、枠 どれもこの馬には味方してくれない中での6着はむしろ立派に思えます。

宝塚記念で人気が落ちるなら面白いですね。外枠だといいのですが……。

 

4人気 7着 ヒシイグアス

実はこの馬かなり自信を持って◎を打っていました。位置取りも悪くなく、ペースにも付いていき誰にも邪魔されずあとは直線で末脚を伸ばすだけ……と思っていたのですがコーナーで既に若干手応えが怪しくなっていました。

敗因を挙げるならば終始外を回らされたことくらいかとは思いますが、それにしても手応えが悪すぎるように思えます。衰えが少し見えてきたのかもしれません。

-18kgも前走増えた分であり余裕仕上げで前走あのパフォーマンスなら今回は!と思いましたが残念ながらG1制覇とはなりませんでした。

むしろ叩きの前走であの走り、それだけ中山での適性が高いということかもしれませんね。

 

3人気 9着 ヴェルトライゼンデ

この馬は手前を変えるのがあまり上手ではなく、右回りが苦手だという情報が戦前より囁かれていました。

実際高いパフォーマンスを出しているのは左回りですし、左回りよりは適性が劣るように思えます。

今回も直線で手前を変える際に少し減速したようにも見えました(隣でスターズオンアースが抜けていったのでスピード差による錯覚かもしれませんが笑)。

こういったロスをある程度誤魔化せるような展開や馬場の方が狙いやすいかなと感じます。距離も少し短いように思えますね。

次の狙いは実績のあるジャパンカップでしょうか。小回りよりは東京の方がいいと思います。

 

ヴェルトライゼンデは4/5に右前足に腫れと熱感を感じエコー検査を受けると発表がありました。大事にならないといいのですが……。