次につなげる競馬レース回顧

これ以上負けないように。もっと良い思いをするために。何より競馬を楽しむために。

京都新聞杯 回顧 『夢舞台は断念。次の舞台は?』

大遅刻その4。

というかもう期限切れ感すらありますが備忘録を兼ねてますので自己満で書きます。

サトノグランツに関してはダービー前に個別で取り上げましたので今回は割愛します。サトノグランツに関しては「京都新聞杯サトノグランツ回顧」を参照ください。

さてレース回顧ですが、このレースでダービーの優先出走権を得るには勝つしかありませんでした。したがってここはどの馬もまずここを勝つためにある程度の仕上げを施してきます。今後に向けて力関係を測るには結構うってつけのレースかもしれませんね。

 

2着 6枠7番 ダノントルネード

このレースは先行馬が上位を多く占める結果となりましたが、この馬はその中で1番速い上がりを使いました。その分前に出れたという形ですね。

マキシが向正面で一気に捲ってきた影響でラスト800mのロングスパート合戦になりましたが、途中まではかなりのスローペースでありスパート分のスタミナは温存出来ていたということでしょう。

ただ前の馬もそれは同じだったようでなかなか脚が止まらず、ラスト100mでマキシ、ゴール手前でようやくリビアングラスを捉えました。西村淳也騎手、頑張りましたね。

なかなか差が詰められない中で鞍上の気迫に応えてしっかり捉え切った脚力と勝負根性は素晴らしいと思います。が、最後の最後でサトノグランツに後ろから差されてしまいました。

この馬としては前の馬を抜いたと思ったら後ろから不意打ちを食らったような感じですので、サトノグランツと比較すると少し不利な立場に置かれていました。

しかしそれまでの過程を見れば前3頭がそのまま残る展開でサトノグランツは後ろから差してきたわけですから、力の違いというのは確かにあった印象です。着差以上に力量差を感じました。

菊花賞に行くためには賞金が足りないのでどこかでひとつ勝つ必要がありますが現状菊花賞に出てもちょっと厳しいと思います。身体の大きな馬ですし、無理に距離を伸ばさず1600〜2000くらいで勝負するのがいいと思います。

出られればですが小倉記念中京記念なんてどうでしょうか。ハンデ結構軽くしてもらえそうですよね。

 

3着 8枠13番 リビアングラス

上手く逃げたなぁと舌を巻きました。400m〜1000mまでの3Fタイムがなんと13.2-13.5-12.6のラップを刻んでいます。

ここまでしっかり息を入れられるとそりゃあ脚も残りますね。途中でマキシに捲られ一度は先頭を譲りましたがまた3コーナー付近でハナを取り返して先頭で直線に向きます。

スタミナはまだ十分残っていたようで、先頭で一旦は後続を突き放し一瞬逃げ切るかなと思いましたがゴール直前で差されてしまいました。

これは地力によるものであり、展開が向いたからといってどうにかなる力量差ではなかったのかなという印象です。

今回はかなり上手く立ち回れての結果ですので、問題は同型馬と競り合った時にどうなるかですね。京都は合ってると思いますので、京都で同型馬が居ない時は狙って行きたいと思います。

 

3人気 5着 マイネルラウレア

この馬は毎回凄い脚で突っ込んできます。今回最も非常に良い脚を使って追い込んできましたが届かずの5着。これも毎回お決まりです。

エンジンのかかりの遅さがこの馬の弱点です。トップスピードに乗るまでの時間さえなんとかなれば重賞でも全然勝ち負けできるとは思うのですが、そこが簡単に直れば苦労はしませんからね……。

このエンジンのかかりの遅さとかかった後のスピードを考えれば直線の長いコースの方がいいのは間違いないでしょう。ダービーで見てみたかった馬ですね。もっとも今年は前有利になってしまいましたが。

エンジンのかかりがどうにでもならないのであれば位置を上げるのも良いと思いますが、和田竜二騎手の腕がもげないか心配です。どうにかお互いの納得のいく位置はないものでしょうか……。

現状では東京や阪神外回り、新潟外回りなどで末脚一閃が炸裂するのを待つ……といった感じですね。

菊花賞は目指すんでしょうか?上手く賞金を加算させて参戦することができれば一発を期待してみたくなりますね。